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日常清掃作業の改善

管理させて頂いている温浴施設の日常清掃作業改善を行いました。 施設側から浴場内の床(石材バーナー仕上げ)のヌメリが酷い、滑って転倒の恐れがあるのでどうにかして欲しいと相談を受けました。 作業内容見直しの打ち合わせを施設側と行い、お互い要望を伝えます。 清掃品質を上げるための提案は沢山できますが、作業時間を増やしたり、使用洗剤を変更するにはコストが掛かります。提案させて頂いた内容は以下の通りです。 ・作業人数または時間を増やし、床清掃作業の時間を増やす(コスト増 大) ・新たな清掃機械を導入し、作業方法を変える(コスト増 大) ・使用洗剤の変更(コスト増 中) ・作業シフトを変更し床作業の時間を増やす(コスト増 小)  ※優先順位の変更。他の作業時間が減り品質は落ちる 施設側の要望 ・コスト増は考えていない ・床のヌメリを何とかしたい ・他作業の時間減少による品質低下は相談にのる コストを上げずに品質を上げる、技術や提案力が試される作業が始まります。 1日目 作業員全員出勤させ現状の作業確認を行う。 作業シフトに基づいて作業を行っているか、作業方法は間違っていないかを確認した。 自己流の清掃方法が目立ち、作業動線がまちまちで無駄が目立つ。 清掃方法に関しては全員を集め、仕様を共有させた。 改善点と問題を拾い出し1日目終了 2日目 ヌメリに対して複数の洗剤テストを行う。 作業時間の問題でアルカリ性の洗剤のみを使用して作業をしているが場所により反応が悪い。高額な洗剤も試すがコスト的に合わないため、作業方法の変更で対応する。 洗剤塗布し、反応時間を設け機械洗浄の後、水洗いして洗剤分を流す。 状況は改善されたが、他の場所の作業時間が取れない。根本的に作業時間が足りないが効率化を図り作業シフトを考える事にする。 3日目 今後使用する洗剤を決定する。酸性・アルカリ性2種類を使用。 朝一番のヌメリ具合を確認し、部分的に機械を使用して時間短縮を試してみる。 翌日、機械を使用しなかった場所との違いを確認する。 引き続き問題の共有化をする。 4日目 作業員全員出勤させ現状の作業確認を行う。 機械の使用・不使用の場所を確認するが問題ないレベルだったので時間短縮が可能となる。 問題及び清掃方法の共有化はほぼ終了する。 一通りの流れ、品質は確保できそうである。 5日目 コストを上げずに見直しを行うための最重要課題である、作業人員を削るという作業を行う。 3名から2名に減員して、必要最低限の品質とし作業員の負担も減らす。 週に1日のみ4名体制にして細かなところの作業を行う。 これらの見直しにより新たな洗剤の導入や、既存洗剤の使用量も増やせヌメリに関しては満足できる仕上がりになる。 作業時間は予想通り足りないが、慣れれば短縮できる。 6日目 酸性・アルカリ性の洗剤使用方法について確定させる。 通常2名作業時にはアルカリ性の洗剤を使用し、4名作業時にはアルカリ性の洗剤は使わず酸性の洗剤のみを使用する。安全面に配慮して同日に両方使用するのは控える事にする。 今回の改善で不要になった道具等の処分、控室の整理を行う。 最終日 作業時間の不足は作業動線の見直しにより改善できた。 作業終了後、施設側に確認をしてもらい満足して頂いた。 今回は弊社管理物件で作業改善を行いましたが、管理物件以外の日常清掃、定期清掃の見直しも行っています。 品質、コストのバランスは大切で、何を求めているのかにより様々な提案方法があります。
石井敬人

石井敬人

病院清掃受託責任者
Carpet Cleaning Technician
環境アレルギーアドバイザー