上の写真の中心あたりにある白い四角いもの、何かおわかりになりますか?
これは排煙窓の開閉用のハンドルです。
排煙窓は、建築基準法で設置基準が定められていて、ここでは設置基準にまでは触れませんが、少し大きめの建物のほとんどに設置されているはずです。
「排煙窓」という名称からもわかる通り、本来は火災発生時に一酸化炭素中毒にならないように煙を外に逃がすための開口ですが、このコロナ禍にあって、最近は室内空気の換気のために開閉する施設もすごく多く見受けられます。
最近、この排煙窓の修理対応のご依頼が増えてきています。
ほとんどのケースは、換気に使用しようとしてハンドルを回したけど窓が開かない、もしくは窓が開き切らずに途中で止まってしまう、というこの2つです。
下の写真を見たらわかりますが、滑車に手前でワイヤーがほつれています。
この状態ですと、ハンドルを回してもほつれたワイヤーが滑車にひっかかったり、うまく巻き取れなかったりして故障につながってしまいます。
修理作業を行い、無事復旧しました。
普段使用しない設備ですから、故障や不具合があってもなかなか気づくことができません。
しかし、排煙窓は火災発生時には有用不可欠な設備です。万が一の時に「壊れていた」というのは人命にかかわる大問題です。
排煙窓が設置されている施設の方は是非、すぐにでも普通に動くかどうか点検してみてください。もし不具合があればご連絡ください。弊社で修理対応いたします。
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