top of page
検索
  • 執筆者の写真koyake

日常清掃理論②

ホテルの清掃では多くの場合、チェックアウト(10:00)~ホテル側のチェック(14:00)までの約4時間で作業を収める必要があります。その間に、ベットメイク・清掃(トイレ・風呂等)・ゴミ回収・茶器の回収/洗浄・セッティングを1部屋当たり約10分から20分で行わなくてはなりません。通常品質を求めるならば、清掃会社としては1部屋30分程度清掃時間を頂きたい所ですが、実際そういうわけにはいきません。品質は向上したい、でも作業時間は短くして客室を日帰りプランで使用したり、レイトチェックアウトやアーリーチェックインでお客様をおもてなししたいとホテル側は思われるのではないでしょうか?しかし、品質と作業時間は反比例するものです。品質を上げたければ作業時間は長く、作業時間を短くすれば品質は下がる・・・これがホテルの清掃における課題と考えます。

前回、セッティングに関する記事を載せましたが、今回は客室の備品に関して考えてみたいと思います。

14時のホテル側のチェックまでにの清掃で意外に時間がかかるのが、茶器類の洗浄です。ホテルの客室で見かける、ビニールの被さったコップや湯呑み茶碗。前泊者が使った物を回収→(消毒)洗浄→乾燥→乾かなかった場合はタオルで拭き上げ→ビニールを被せる→客室へ配置。作業員1人のノルマである部屋数分処理すると、この一連の作業でおおよそ30分~1時間を要します。この間客室の清掃作業は止まると同時に、多くの場合は清掃と同時進行となる為、洗い場と客室を行ったり来たりして時間のロスが発生します。ホテル側のチェックが始まる時間のプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、客室の掃除もしなきゃいけないのに、茶器の洗浄もしなくてはならない・・・この焦りが品質の低下を呼びます。

そこで、ホテル側に提案があります。茶器類を前泊分と当日分の2日分の在庫を置いていただけないでしょうか?2日分の在庫があれば、それをすぐに部屋に配置することができます。清掃作業も止まりませんし、回収した茶器類は部屋の清掃が仕上がってから、余裕を持って洗浄でき、かつ茶器を割ってしまうという焦りから出るトラブルを最小限にすることが可能です。

在庫は悪であるという考え方がある中で、矛盾した話ですが、茶器類の破損ロス、清掃作業員の時間短縮効果、清掃品質の向上等プラスに作用することは間違いないでしょう。

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page